全くの初心者からラジオパーソナリティへ
元バンドボーカルだった私の意外なスタート
ステージの上で「えー、あー、なんだっけ…」とたどたどしいMCをしていたのが、15年前の私です。若さゆえに、そんな未熟さも許され、会場の笑いを誘っていた頃が懐かしいです。しかし、どんな職業でもトークスキルがあるに越したことはありません。今や、ステージでの巧みなMCはライブの質を大きく向上させます。
ラジオパーソナリティになるまで
当時の私は、司会業に関して全くの無知でした。しかし、ある日、地元のイベントで突然司会を任されることに。それでも何とか成功できたのは、生島ヒロシさんの本に沿って、基本を忠実にこなしたからです。最初に挑戦するときは、基礎をしっかり学ぶことが成功の鍵となります。
基礎を学び、聞き上手に徹する
私は最初、司会の勉強をしていませんでした。しかし、本を読み、言葉の引き出し方やリスナーへの聞く姿勢を学ぶことで、徐々にスキルが磨かれました。司会に必要なのは「話す力」よりも「聞く力」。自然にゲストの言葉を引き出し、共感することが、相手を気持ちよくさせる秘訣です。
ラジオパーソナリティに向いている人とは?
ラジオパーソナリティに最も必要なのは、純粋な興味を持ち、聞き手としての姿勢を保つことです。専門知識を持ちすぎていると、驚きや発見がなくなり、会話が一方通行になることがあります。私自身、世間知らずだったため、何にでも興味を持ち、素直に驚くことができたのが、今の仕事に活かされています。
チャンスをつかむには?
ラジオパーソナリティや司会者としての技術が身につけば、自然とチャンスが訪れます。私自身もイベントでの司会をきっかけに、テレビ局やFMラジオ局からの依頼を受け、現在はラジオパーソナリティとしてのキャリアを築いています。
ラジオパーソナリティになるための具体的なステップ
1. コミュニティFMからスタート
ラジオパーソナリティを目指すなら、まずはコミュニティFMで経験を積むことが一般的です。募集があれば迷わず挑戦し、もし「経験者のみ」と書かれていても、自分で番組枠を購入してしまうという方法もあります。30分番組を1クールだけでも放送すれば、「経験者」として履歴書に書けるようになります。
2. ラジオ枠の購入と運営
番組枠を購入し、ラジオ番組を自分で制作するのも一つの方法です。実際、30分の月1回の放送であれば、費用は約8万円。投資と考えれば、未来のチャンスを広げる有効な手段です。
3. キー局で活躍するためのルート
キー局のラジオパーソナリティになるには、芸能人や専門家になるのが近道です。また、養成所に通い、ステップを踏んでいく方法もあります。コミュニティFMで経験を積みながら、芸能事務所に所属し、少しずつ実績を築いていくことで、キー局のオファーが来る可能性が高まります。
初心者でもできる、ラジオパーソナリティへの道
最初の一歩として、パーソナリティ講座を受講し、マイクに向かって話すことに慣れるのが重要です。イントロの楽曲紹介やフリートーク、天気予報などの基本スキルを磨きましょう。その後、番組枠を購入して自分の番組を持つことが、最も確実な方法です。
番組制作に必要な企画書を用意し、ラジオ局に提案する際には、地域情報や社会性のあるテーマを選ぶと採用されやすくなります。
ラジオパーソナリティを目指す皆さんへ
私が最初にラジオパーソナリティとしての仕事を得たのは、運もあったかもしれません。しかし、しっかりと準備をし、学び続ければ、誰でもチャンスは掴めます。パーソナリティ講座や自分で番組を持つことから始め、少しずつステップアップしていきましょう。
コメント
ラジオパーソナリティになる方法を教えていただき、ありがとうございました。
私はミュージシャンでもなく、司会経験もないものですが、ラジオで自分のエッセイを伝えたいと思っています。当然、視聴者の皆さんに受けるかどうかも分からないものなので、教えて頂いたとおり、最初は、1クールだけ、スポンサー番組で入りたいと考えています。
3ヶ月間(1クール)の2~5分番組でOKなのですが、これを実現させるためには、具体的にどのように進めていけばよいのか? また、どの程度の費用がかかるのか、概算を教えて頂けないでしょうか?よろしくお願いします。
大和タケルさん、はじめまして!
まず、スポンサー番組を募集している局を探してみてください。
ウェブで募集していればわかりやすいですが、募集記事がなければ直接問い合わせてみると良いかもしれません。
スポンサーフィーは局によって全く違うのと、掲載価格は一般的な商業価格なので、企画次第では下げることができると思います。
1クールで6~8万円程度で済む場合もあるかもしれませんし、コミュニティでもその10倍くらいの局もあります。
逆に、質の高い番組を企画、そのデモ番組を作成してネット配信、そして営業することで、無料で放送枠をいただけるケースもありますし、番組を買っていただくというケースもあります。
予算があれば、スポンサー番組として申し込んで、企画から収録まで局で請け負っていただく。
予算があまり用意できないのであれば、企画から収録までを自分で行って、質を上げて納品するスタイルを目指す。
どちらかだと思います!
がんばってみてください。もし、協力できることがあれば、お問い合わせください!